暗い欲望

ただ気ままに

嫌なこと傷つくことを言う相手に対してどうするべきか

不愉快なことを不愉快だと伝えることは継続的に嫌な思いをしないために必要なことでもあります。拒絶することが身を守る上で大事なことでもあります。ただ相手に嫌な想いをさせることなくそれを行うのは、とても難しいことだなと思います。私もつい最近、伝え方を間違えて相手を怒らせてしまいました。

今、思えば継続的に嫌な思いをさせられているわけでもないのだからスルーしておけば良かったです。それか言うにしてもやわらかく言えばわかる相手だったとも思います。

私がなんて言ったと思いますか?

 

 

 

『言葉には気をつけろ』

 

 

と私は言ってしまったのです。

今、振り返ると少し笑ってしまいます。

そりゃあ駄目だろうと思ってしまいますね。

しかもそのあとは売り言葉に買い言葉で言い合いになりました。

私はあくまでも相手の矛盾点を丁寧語で言いましたが相手からしたら正しいかどうかなんてどうでもいいのです、なぜなら怒っているからです。

人は感情、見栄、プライドの生き物です。

 

人と接する上で第一に優先することは感情であり、その次に論理です。

 

一度、火種がついて燃えてしまったら、水をかけても戻るということはありません。

燃えた物は形が変わるか、灰になるかです。

完全に元に戻ることはありません。

 

最初に行う手順は火種がつかないように気をつけるべきであり、穏便な方法を選ぶべきです。

それでも解決できないなら段階を踏んで明確に相手に伝えることも選択肢に入れることができます。

 

つまり穏便な解決から喧嘩に進めることはできますが、喧嘩から穏便な解決に進めることはできないということです。

 

私は先程の場合であれば毎日、顔を会わせる仲でもないのだから無視していれば良かったと思います。さらに距離をおいておけばいいだけです。相手のしたことで一時的であっても感情や思考を支配されたらそれだけで負けです。

毎日会うならまだしもそういうわけでもないなら尚更です。完全に拒絶もひとつなのですが、それはそれで相手に根に持たれる可能性はあります。『私はなにもしていないのに無視しやがった!』となります。だいたい人なんていうのは自分のしたことなんてわからないものなのです。それはわたしもです。

その辺は難しいところで少しでも不愉快になることが度々続くなら拒絶もひとつです、全然気にならないとか滅多にそう思うことはないというなら距離をおくとかスルーでいいと思います。